新興EMS、伯東と顧客開拓 ラピダイズ、日本市場に照準(上) - JP rapidise

新興EMS、伯東と顧客開拓 ラピダイズ、日本市場に照準(上)

新興EMS、伯東と顧客開拓 ラピダイズ、日本市場に照準(上)

インドの新興EMS(電子機器の受託製造サービス)のラピダイズ・テクノロジーが、自動車分野などで 日本企業の顧客開拓に力を入れている。同社は設計から製造まで一貫して手がけることを強みとしてお り、8月には専門商社の伯東(東京都新宿区)を日本市場での代理店とすることを発表した。創業者兼最 高経営責任者(CEO)のブリジェシュ・カマニ氏は高い品質を求める日本企業の期待に応えるため工場 の「カイゼン」活動に力を入れており、伯東との関係をさらに深化させることを検討している。【聞き手 =アトゥル・ランジャン/Atul Ranjan】

――日本企業の顧客拡大に力を入れている。

日本は成熟した市場であり、自動車分野では、より高 い利益率とビジネス拡大のポテンシャルがある。日本の 顧客は品質や工程、長期的な信頼性を非常に重視してい る。ラピダイズは日本の顧客の期待に応えるため、東京 にオフィスを構え、営業チームも置いている。

――日本企業は既に中国や台湾にサプライヤー網を持つ。な ぜ顧客を獲得できているのか。

日本の顧客は工程や品質保証、リスク管理に高い水準 を求める。ラピダイズでは、「カイゼン」や「ポカヨケ (作業者のミスを防ぐ仕組み)」といった日本の手法を組 織に取り入れている。日本文化を理解し、日本での勤務 経験を持つ人材も擁している。顧客からは、こうした品 質重視の姿勢や細部へのこだわり、継続的な改善への意 欲を高く評価してもらっている。

日本企業や、そのサプライヤーの間では、日本や中国 から製品を輸入する代わりに、インドでの生産を検討する動きが広がっている。例えば、カメラモジュールやデ ィスプレーは、インドでの生産の余地が大きい。ラピダ イズもカメラ製造をインドに導入することを検討して いる。インドの自動車市場ではカメラの需要が非常に高 く、輸入品の現地生産への切り替えに商機があるとみて いる。